マニュアルクラッチ化
2005/07/17
しばらく遠心エンジンにて乗っていたのですが
左手の方は楽なのでいいのですが、
どうしても体にしみついた手動クラッチ操作がしたい。と、思ってきました。
モンキーのエンジンのマニュアルクラッチ化は、よく聞きます。カブ90も写真で見たことがあります。
実際どうなのか、マニュアルに変更です。
手持ちの部品でどうにかできないか。
マニュアル化キットなるものがありますが。

手持ちの部品です。
CD50(12V)を使用しています。

●R.クランクケースカバー
●プライマリードリブンギヤー
●プライマリードライブギヤー
●クラッチassy
●ロックワッシャ
●ギヤーシフトアーム
●その他(ガスケット、ビス、クリップなど)
かなり前のCD50のクラッチセットなのですが
すんなり、取り付けはできました。
ただ、1枚クラッチなので、すぐ変更です。
動作確認が終わってから、クラッチassy交換。
フランジボルトは変更しなければなりません。
一番前の上が長いので交換です。

この時は、
「意外と簡単に作業が終わったなー」
「試運転が楽しみだ。」
なんてニヤニヤしてましたが、
一つ気になっていたことが、
CD50のクラッチassyをそのまま組んで
いたので、ちょっと心配。

クラッチ調整のみで、終了した。


・・・だが・・・・・
朝、早く起きて試運転だ。勢いがあったのだが、
外に出そうと、クラッチを切ってゴリラを動かしたが、動かない・・・?
レバーでは、クラッチが切れているようだが、実際はきれていないようだ。
クラッチ版がくっついているのか?なんて簡単に思って外へ。
エンジン始動!クラッチレバーを握って、ギヤーを入れる。

「ガッツン・・・」エンジン止まる。
もう一度、「ガッツン」またしても、止まる。だめだ、何回、やっても同じだ。
そのまま、部屋の中に。
試運転は見事に失敗。
クラッチassyを交換しよう!

武の3枚クラッチに交換だ。
うまく試運転が成功したら、
交換予定だったので、ちょっと早い出番。

CD50のクラッチをばらしてみましたが、
ディスク板は黒く変色だめになってました。

武の3枚クラッチは意外と安いから購入
してみました。
3枚だから大丈夫かなと思います。
3枚クラッチに交換です。
説明書も丁寧に書いているので、
取り付けは問題なく終わります。


・・・その時、事件が!
クラッチアウターカバーを取り付けるネジ。
そうです。フラットスクリュー
規定トルクにもかかわらず最後の一本を、
閉めたその時、
いやな感触・・・
ねじ山が、半分なくなった。

どうしようか?
しばらく呆然。

ホームセンターにGO!である。
ちょっと長めのネジを購入。
切断して取り付けてみる。
いい感じだ。大丈夫だ、ほっとしました。
(左写真の下のネジ)
いつもは、手の感触で締めていたのですが、
たまたまトルクレンチで締めたら
こわれてしまいました。
おそらくトルクレンチが
うまくなかったのだと思います。

左の写真はネジの長さの確認のため
クラッチアウターで大体の長さを決めました。
でも、最後には感で決めてました(笑)
武の3枚クラッチに交換して試運転です。
今度は大丈夫!
うまく、クラッチも切れてくれました。
ロー、セコ、サード・・・うん?
サードに入らない・・・セコもちょっと変だな?しばらくセコで走行。
途中、いろいろ調整なりしてみましたが、どうしてもサードに入らない。
試運転途中帰宅。
もう一度、ばらそう。
なぜ?
原因はなんだろうか?
いろいろ、頭の中をよぎる。

全バラだけは、勘弁してね・・って。
観察している・・・・・
ギヤーチェンジペダルで動かしてみる。
ガチャ、ガチャ・・・・

3速に入らない。
よーく見ていると、ギヤーシフトアームの
先のローラーにかかる部分が、きちんと
ローラーにかまない。
ちょっと手で押してみると3速に入る。

なぜ?
なんと、(あたりまえか)
CD50とカブ90のギヤーシフトアームの
ローラーにかかる部分が違うのだ。
左:カブ90
右:CD50
カブ90の方が少しきりこみ幅が長いのだ。
そのため、ローラーにつめ?が引っかからない
ちょっとなのだが・・
でも、CD50と遠心DAX,シャリーは同じくらい
なぜだ?
手持ちのギアシフトを比べてみました。
左から、CD50、カブ90、6VDAXです。
CD50と6VDAX、6Vシャリーは
例のつめ?(つめでいいのだろうか?)
は同じ幅でした。

でも、シャフトの径が違います(少し)
DAXのギアシフトが使えそうです。
カブ90とDAX(管理人の)は、
遠心エンジンですので、ギヤーシフトと、
アームが外れますので、カブ90のアームを
DAXに移植します。

ただ、ギヤーシフトのRクランクケースカバー
までの一部分をカットしなければいけません。

左の写真の右側がカットしたシフトです。
これで何とかいけそうな予感。
切断部分は、
綺麗にカットしなければいけません。
Rクランクケースに当たる部分ですので
ぎりぎりまでカットします。


ここで、問題点!
溶接部分の強度はどうだろうか?と。
はがれてしまったら・・・
いずれ溶接して補強したい部分です。
今度は、うまく3速まで入ります。

少し課題が残りますが、後日、試運転。

今日は何回Rクランクケースはずしただろう。
削っては、組み立て、また、はずし。

シールも壊れたし、
パッキンも後から交換しよう。
ペダルも変更しなければいけない。
6V用は使用できないので、
とりあえず、6V用を切断、溶接で作成。

マニュアル化がうまくいったら、
何か物色しようと思います。

本日の作業は、ここまで。


走行テストは無事終了いたしました。
様子はここから!






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